今回は解体工事におけるメリット、デメリットをご説明致します。現在、全国各地でさまざまな空き家問題が発生しています。売却も解体もせず放置しておけば、空き家の老朽化が進みいろいろな問題につながります。もし空き家の解体を考えているのであればメリット、デメリットをしっかりと把握しましょう。
～空き家を解体するメリット～ １，災害のリスクを減らす 空き家を放置すると老朽化が進みます。ここ最近、地震や台風、火事などにより老朽化した空き家の自然倒壊による被害が増えています。また庭の物置や草木など風化や崩壊が進み、近隣住民に影響を及ぼすことがあります。空き家放置による問題の責任は所有者にあります。解体によって、リスクを未然に防ぐ事が出来ます。
２，建物の固定資産税が安くなる 空き家を所有している場合、建物に対して固定資産税がかかります。1年以上人の出入りが無く放置された空き家は空き家対策特別措置法に基づき「特定空き家等」に特定され、行政からの指導に応じる必要があります。応じなければ強制撤去、固定資産税の軽減措置対象から除外されます。解体をしてしまえばこのような勧告を受けずに費用負担もなくなります。
３、土地の有効活用 解体し更地になった土地は、再利用や再開発が可能になります。新築やビジネス施設など、自分のニーズにあわせて有効に利用することが出来ます。
～空き家を解体するデメリット～ １，解体費用がかかる 解体工事の際の一番のデメリットが費用の負担ではないでしょうか。建物の規模や構造、周辺環境によりますが、数十万円～数百万円の工事になる事も珍しくありません。ただし自治体の中には補助金や助成金を用意していることがあります。条件を満たせば解体費用の一部負担してもらえますので事前に確認しましょう。
２，減税措置が受けられなくなる 建物を解体し更地にすると、税金に関する特別措置を受けることが出来なくなり、より高い税金を支払わなければならなくなります。これに関しては、解体工事後の土地活用を決めておけば解決できます。土地を売却するのか、建て替え工事をするのかなど、次の活用方法を用意しておけば対策になります。
空き家の解体をしたほうがよいのかどうか迷う時は、メリット・デメリットを考慮したうえで今後、もし解体しないのであれば管理をしていくのか、もしくは売却を考えるのかなどひとつひとつの選択肢について考えるとよいでしょう。当社では、お客様の様々な状況に応じて対応できる専門の業者と業務提携する事により、安心してお任せして頂ける環境を整えております。
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